2021年のハイライト
8歳から18歳までの子どもたちが、世界中から do your :bit 2021 に参加しました。 みんなが、グローバル目標に取り組み、世界が直面する問題を解決する素晴らしい革新的なソリューションに到達しました。
審査員は、6つの世界的な地域、アフリカ、アジア太平洋、ヨーロッパ、ラテンアメリカ、中東、北アメリカから、3つの挑戦カテゴリで受賞者を選びました。 優勝者と入選者、およびそのエントリーの詳細については以下をご覧ください。
入賞ビデオや追加写真を含む受賞プロジェクトの詳細については、2021年9月のニュース記事を こちらからご覧ください。
micro:bit ソリューション部門(8〜14歳 )
この部門で応募者は micro:bit を使って解決方法を設計・実現することに挑戦しました。
アフリカ
ナイジェリア
Marvelous は誘拐を防ぐための素晴らしいソリューションを作成しました。 Marvelousはアフリカで以前起こった事件に関心を持ち、それを防ぐのに役立つデバイスを設計・構築・テストしました。 このデバイスは、送信機と受信機を使って救難信号を送り、保護者に危険を知らせます。
アジア太平洋
台湾
Cheng-En、Ko-Hsin、Zi Qingは、急速な気候変動が水位の上昇に関係していて、これまで主な生息地を川としていた鳥を危険にさらしていることに気づきました。 micro:bit を使った「Best birds guardian」は上昇する水を感知して、鳥の巣を川岸の安全な場所に引き寄せます。
中国
Jingyu Xiao は自分の街の植物の壁を見るのが好きでしたが、頻繁な台風からそれを守りたいと思いました。 彼は、天気予報に従って自動で引っ込めたり延ばしたりできるスマートな植物の壁を作りました。 彼はまた、土壌水分センサーを追加して、植物の壁に適切に水を与えるようにしました。
ヨーロッパ
イタリア
Theo、Harry、Timofei は、再利用可能なエネルギーをより魅力的にするために、効率的で手頃な価格のソーラーパネルを作りたいと思いました。 micro:bit の光センサーとサーボモータを使ったこのソーラーパネルは、常に太陽の方向を向くように動きます。生産性と効率がより良くなっています。
ラテンアメリカ
コスタリカ
AriehとSamuel は、グローバル目標13「気候変動に具体的な対策を」達成するための試作品を作りました。 彼らは太陽電池を搭載した電動ボートを3Dプリンターで作りました。 2つの試作品を作成し、水上でテストを行った後、それぞれの試作品の中から最も効果的な要素を選び、最終的なデザインを決定しました。
中東
イラク
Mustafa と Mand は 「Angry Tree」を作りました。木を監視し途上が乾燥していたり熱や伐採などの問題があれば人間に警告してくれる装置です。 彼らは、気候変動との戦いにおける樹木の重要性を認識し、森林破壊の問題に対する複合的な解決策を生み出しました。
北アメリカ
アメリカ合衆国
Clara はイノベーティブな「Hermes」の靴を作りました。これは歩いている時に携帯電話を充電してくれます。 この靴は、携帯電話を充電しながら歩数をカウントすることで、同時に運動を促します。心の健康を改善しつつ、再生可能エネルギーの生成を実現しているのです!
アメリカ合衆国
KennaとMargot は、グローバル目標6:「安全な水とトイレを世界中に」達成に特化したポータブルろ過装置を作成しました。 この作品では、micro:bit が UV LED を制御することで飲料水を殺菌します。 このデバイスはまた太陽光発電で動き、手頃な価格かつ携帯型です。
ペーパープロトタイプ部門(8〜14歳 )
この部門では、アイデアを説明するペーパープロトタイプを作ってもらいました。
アフリカ
ナイジェリア
RajunorとTheophania、Jinelle は、喘息発作を引き起こす可能性のある環境変化を人々に警告するための解決策を考えました。 このチームは、曇りの季節に喘息患者がより苦しむことに注目し、温度センサーと警告システムを使って問題を解決するアイデアを思いつきました。
アジア太平洋
オーストラリア
Indiana は深刻な不安症で悩む家族を助けたいと思いました。 彼女は 「Total Relax: Massage box」を作成しました。これは心拍数を測定し、リラックスさせるウェアラブルソリューションです。
ヨーロッパ
イギリス
Brodie,とCharley、Zoeyは 「The Healthy micro:bit」 のペーパープロトタイプを作成しました。 このデバイスは、90分ごとに外に出て新鮮な空気とビタミンDを摂取することを促します。 このソリューションは、外に出ている時間を記録し、どんな運動をすべきかを提案してくれます。
南米
ウルグアイ
EmilyとMelanie、Valentina は、ミツバチのための安全な環境を作るというアイデアがどのように機能するかを示す巨大なモデルを作りました。 この装置は温度と湿度を測定し、訪れるミツバチの数をカウントします。
中東
レバノン
Jana は再利用可能な仮想フェイスマスクの計画を描きました。 do your :bit の審査員は、使い捨てマスクの廃棄という非常に現実的な問題を解決するために、Jana が応募した素晴らしい創造性と革新的なアイデアに感銘を受けました。
北アメリカ
アメリカ合衆国
Zong はタコの触手にインスピレーションを受け、溝を掃除するための柔らかいクリーナーの紙プロトタイプを作成しました。 micro:bit が4つのモーターを制御することにより、複雑な空間を繊細に動き回れます。 この装置は排水管の洗浄用に設計したものですが、Zong は医療手術にも使えると考えました。
micro:bit ソリューション部門(15〜18歳)
15~18歳の若者たちが micro:bit を使ったソリューションの設計と製作に挑戦しました。
アフリカ
チュニジア
Ghassen は、視覚障害者がテキストメッセージを共有できるように点字を使用する革新的なソリューションを作成しました。 do your :bitの審査員は、多くの人たちが当たり前のように行っている活動に参加できない人々のために、よくできたプロトタイプとソリューションに感銘を受けました。
アジア太平洋
マレーシア
Ahmad と Mifzal、Muhammadは、「Oxygen Percentage Analyser」を発明し、衛星画像を使用するよりも効率的な方法で森林破壊を検出することを考えました。 この作品では2つの micro:bit を使っています。1つは森の中に設置し、もう1つは森林警備隊員が森の酸素レベルを常に監視できるようにしています。
ヨーロッパ
アイルランド
AoifeとEmmaは、身体活動を奨励し、スクリーンタイムを制限するために micro:bit を使った作品を作りました。 「Exercise is the key」は micro:bit 加速度計を利用しており、身体活動に応じてスクリーンタイム15分間が報酬として付与されます。 彼女たちは micro:bit を使うことで作品を小さくすることができ、利用者にとってより実用的であると考えました。
ラテンアメリカ
ウルグアイ
Sebastian は人々が健康かつ十分に水分補給することをサポートしたいと思いました。 「Smart water bottle」はmicro:bit の2つの機能を使っています。1つは日光の強さを測り、日除けをしたり水分補給したりするように促すこと、もう1つは水筒の水の量をチェックし、水分補給を忘れないように促すことです。
中東
レバノン
MahmoudとYasminaは一緒に 「Gas and Noise Trapper 」を作成しました。 この装置は騒音や大気汚染から人々を守るものです。 G.A.N.Tは、micro:bit に取り付けたサウンドセンサーとガスセンサーを使って、煙と騒音のレベルを測定します。 危険なレベルを検知すると、micro:bit がサーボを作動させて窓を閉めます。
レバノン
Ali は、micro:bitのネットワークを使用して木の成長を制御・維持する大規模な自動ツリーファームを考案しました。 彼は、このファームで木を育てることで、森林火災で失われたものを取り戻すことができると考えました。
北アメリカ
カナダ
Alicia と Esmée は 「Micro:Calm」という、不安に対処するための複数の対処メカニズムをユーザーに提供するオールインワンmicro:bitデバイスを作りました。 これには、フィジェットトイ(いじくりまわすことによりストレス発散などするおもちゃ)、感情チェックイン(感じていることを共有するツール)、ボックスブリージング(自分の呼吸に集中してリラックスするための手法)、ゲームなどが含まれています。 彼女たちは、これが年齢に関係なく利用でき、グローバル目標3「すべての人に健康と福祉を」の達成に役立つことを期待しています。
入賞
ペーパープロトタイプ部門(8〜14歳)
アフリカ
Martha, Gift, Mary (ナイジェリア) - 殺虫剤を放出して人を守る蚊取りシステム。
Daniella と Victoria (ケニア) - パンデミック下の人々の集まりを監視するソーシャルデスタンスセンサー。
アジア太平洋
Wan Ahmad Faris (マレーシア) - 油の使用量を測定するオイルボトル。
Sameen, Lowriance, Niva (オーストラリア) -コアラを山火事から守るための、ユーカリの葉で作られた車。
ヨーロッパ
Sophie, Verity & Lilly (イギリス) - 絶滅危惧種を監視するためのカモフラージュされた野生動物追跡装置「Shell Cam」。
Lily (イギリス) - 孤独を感じている人のためにポジティブなメッセージを提供するクマ「 Moody Bear」。
中東
Mustafa, Fatma & Deniz (トルコ)- 太陽電池による高速道路照明システム。
Dalal, Haya & Noura (レバノン) -体の不自由な人が自分の気持ちを表現するのを助ける「The Para Feel」。
北アメリカ
MiLeigh (アメリカ) - メンタルヘルスをサポートする感情セレクター「Courage create」。
Noah & Alexander (アメリカ) - 道路を走る配送トラックの数を減らすための荷物運搬用ドローン。
micro:bit ソリューション部門(8〜14歳)
アフリカ
Oumayma (チュニジア)- くしゃみをしたときに口元を覆うように動くフェイスマスク。
Mariem (チュニジア) - 運転中の居眠りを防止する「Safe:bit cap」。
アジア太平洋
Wu Tao (中国)- 一人暮らしのお年寄りをサポートするデバイス「Smart Care Butler」。
ヨーロッパ
Andrej & Nina (スロバキア) - お菓子と引き換えにボトルをリサイクルする装置。
Adit (イギリス)- 自然災害の発生を住民に知らせたり、自動的に照明を消して省エネを図るスマートビレッジ。
ラテンアメリカ
Hannah (コスタリカ) -家庭内の様々な活動で水をどれくらいの時間使っているかを監視する節水装置「Water to the Rescue」。
Rafael, Antonio, Vinicius (ブラジル) - パンデミック時に公共の場での過密状態を避けるための人数カウンターコントローラー。
中東
Ali & Mohammed (バーレーン) - 温度を監視し、暑くなると休憩や水分補給を促す「Thermo hat」
Amr (サウジアラビア)- 植物や魚を育てることができる micro:bit 温室
北アメリカ
Aidan (USA) - ドライバーにCO2排出量を意識させる車載用eC02測定器
micro:bit ソリューション部門(15〜18歳)
アフリカ
Farah (チュニジア) - 叫び声を監視して抑制する micro:bit ネックレス。
Peace & Gracemary (ナイジェリア) - パイプの詰まりを検知して水漏れしないようにする micro:bit デバイス。
アジア太平洋
Chi Kei & Ho Tung (中国) - 除菌機能を備えたインテリジェントな宅配ボックス。
Yuxi & Yiyun (中国) - 目が不自由な人のためのスマートステッキ。
ヨーロッパ
Marius (リトアニア) - ボトルや缶を自動で分別するリサイクルボックス。
Emanuele & Barnabas (ハンガリー) - 難民キャンプ用の食事を計測する micro:bit カウンター。
ラテンアメリカ
Miguel & Valentina (コロンビア) - 入手が容易な資源を利用した micro:bit 浄水システム。
Felix (ペルー) - 運動を促す、プログラム可能な照明付きスラロームコース。
北アメリカ
Victoria (アメリカ) -肉をどれだけ消費しているかを計る「The Meat Machine」。
Julia (アメリカ) - 釣った魚の種類や量をモニターする micro:bit デバイス。
特別賞
ナイジェリアの Okorafor と Gladsome と Chibuike
do your :bit 審査員は、実際の生活の中での実用性のあるデバイスを作り出したこのナイジェリアのチームに特に言及したいと思っています。Okorafor、Gladsome そして Chibuike は「Headcount micro:bit」を創り、人が集まりすぎないようにしたいと考えました。